経営者へメッセージ

自分は安全なところにいて危機的な状況にある企業の立て直しなんてできるわけない
「旅に出て、もしも自分よりすぐれた者か、または自分にひとしい者にであわなかったら、むしろきっぱりと独りで行け。愚かな者を道連れにしてはならぬ。」

愚かだと諭しているのは、他者への甘え、自身への甘え。自己を律した上での、自己確立の教え。

30歳の時に偶然目にした仏陀の言葉。

事業を立ち上げて「誰と組めばいいのか。誰に何をしてもらえるのか」と迷ってばかりいた自分に、この言葉は強烈に響いた。

それからはこの言葉を胸に、誰とも組まず一人で経営者という地獄の道を歩いてきた。この年になり様々な経験をしていると、たくさんの経営者から悩みを相談をされる事に気付いた。

人、モノ、金。

そしてその相談に対する解決策は、「愚かな者を道連れにしてはならぬ」この一言に尽きたように思う。

分かっていても「愚かな者」を道連れにするしかない苦しみ。痛いほど私には理解できる。そしてそれを解決できることも私は知っている。

この先も「愚かな者」を道連れにするか?
それとも別の者と道を共にするのか。

あなたの会社はあなたの判断で、誰を道連れにするのかを選ぶことができる。繁栄も倒産もあなた次第。

さあ、そろそろ判断の時だ。

「経営者は孤独だ。その孤独を理解できるのは、同じ経営者だけだ」

今まで会社の経営が窮地に陥った時に、何度か税理士、金融機関の担当者、経営コンサルタントに相談をしたことがある。
何かしらの方法を彼らは知っているはずだとその時は信じていたから、このピンチから脱出するための方法を必死で考えては、彼らにできるかどうか尋ねていた。
しかし答えはいつも「それは無理ですね。とにかく本業をまじめにがんばりましょう」
で終わらされていた。

私は心の中で、
「なんでお前たちは何も方法を考えずに人のアイディアをジャッジするだけなんだ?
ピンチを脱出できる方法を考えるのはお前の仕事だろ!」
といつも叫んでいた。

自称「経営者の相談相手」たちが答えもアイディアも一切持っていないことに気づいた私は、ピンチを脱出できる方法を自分で探し、自分で実際にそのアイディアを実行し、会社を立て直してここまでやってきた。
そしてもしかしたらこの知識と経験が、これから出会う同じ危機に瀕している経営者の、経営状況を変えていけるのではないかと気付いた。

私は二代目社長でもなければ、何某かのバックボーンも持たない。資金も人脈もない中で起業し、何度もどん底の経営危機を経験した。そして経営危機から脱出するために、その度たくさんのものを捨ててきた。周囲はすべて敵だと思っているし、仲間なんていない。経営者は孤独だ。

その孤独を理解できるのは、同じ経営者だけだ。資金繰りの苦しさ。従業員の雇用の難しさ、相談相手のいない苦しさ。経営者の道は地獄の一本道だ。

それでもやらなくてはならないから、苦しい道だと心底うんざりしながらも、自分のために前に進む。その先には楽園があるはずなのだ。

そこに行きつくために苦しさと向き合い、自分に向き合う。やった者にしか分からない。

だから経営は楽しいのだ!

【株式会社シャイビーム代表取締役 村上明洋】

株式会社ジャイビーム 代表取締役 村上明洋

大学卒業後、一度も就職を経験することなく起業する。
起業した事業会社がちょうど訪れたITバブルの波に乗り、大手IT企業よりM&Aのオファーを受け会社を売却。
その後既存大手IT企業より、ベンチャー企業の創業メンバーとして参加の要請を受け再度起業する。
そのまま順調な人生を送るかと思われたが、経営方針の違いからその会社を離れ30歳の時に独立。暗黒の日々が始まる。
自身の生活費にも困窮するような状況になり、顧問税理士や企業コンサルタント、メインバンクの融資担当などにすがる思いで相談するも親身になって答えてくれる者はおらず、金の無い社長には仲間も相談相手もいないことを痛感する。
その後独自の方法を生み出し多種の事業を手掛けて成功するも、市川と出会いこの経験を生かし、苦しんでいる社長の相談相手になれるのではないかと気づき、今に至る。
 


株式会社ジャイビーム 取締役 営業本部長 市川美帆

大学卒業後セールスプロモーション会社でプランナーとして7年勤務する。
その後生命保険会社に営業職として転職し同期入社5000人中営業実績でNo.1となる。その後管理職となるが、幼いころの夢であった起業の夢をかなえるため退職。
都内で幼児教育関連のベンチャー企業を立ち上げる。しかし事業は軌道にのらず、自己資金3000万円を失い倒産。
再び保険営業マンに戻り着実に売上を重ねていく中、村上と出会い意気投合、現在にいたる。
私は一度失敗した人間。だから分かることがある。
「月22万円をコンサルに払っていましたが、私は3500万円を失い、その会社は倒産しました」

私は7年前に起業して、その3年後にその会社を倒産させました。

立ちあげてから1度も黒字にならず、自己資金3000万円と、金融機関から借りた500万円をすべて失って終わりです。

「“絶対に倒産させない”が売りのコンサル会社に依頼した結果は」

コンサル会社の代表者から言われた「うちにまかせたら絶対に大丈夫だから!」の言葉を信じて始めましたが、黒字には一向になりません。

手元に残っている資金が500万円を切った頃、担当コンサルタントは、「追加で融資してもらって、賃料が安いテナントに引っ越し&やり直し」を提案しました。

3年間一度も黒字になっていないにも関わらずです。

私はもう耐えられなくて、倒産させるという決断をしました。

「経営したことのない人に、経営者の気持ちは絶対に分からない」

毎月赤字で自分の給料なんて3年以上出ていなかったあの頃、私は毎日電車に飛び込むことを考えていました。

借りたお金が返せない。どうしよう。誰も助けてくれない。もういやだ。死にたい。そんな毎日でした。

経営者としてどん底を経験したことのない人間は、この気持ちを理解できるんでしょうか?

「知人のコンサルに2社立て直しを依頼したが、2社とも失敗」

金融機関への返済で倒産寸前の会社を、知人のコンサルに以前紹介しました。

しかし2社とも立て直しは失敗。

その後村上にこの経緯を話して、私は言われました。

「経営やったことない人に、会社の立て直しができるわけないでしょう。

俺が始めから入っていれば、もっといい状況に絶対にできたよ」

私は気づきました。

経営者の経験がないコンサルに紹介するんじゃなくて、経営の苦しさを知っている村上と私が、直接関わらせてもらえばいいんじゃない?と。

それが私がこの事業を始める事を決めたきっかけでした。

本当に苦しくて死ぬことばかりを考えていた毎日からようやく抜け出せてた今思うのは、私のような思いをする経営者を1人でも減らしたい。

そのことだけです。

だから私は手を貸してほしいともし請われれば、私ができることを本気でやります。

だって私のような目には絶対にあってほしくないから。

【株式会社シャイビーム取締役・営業本部長 市川美帆】

 

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